ねんきん特別便の見方と対応の仕方
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--------ねんきん特別便は、社会保険庁が受給者や加入者に年金記録を送って、年金保険料を納めたにも関わらず抜けている部分がないかどうかを確認するために始まりました。
10月までに全員に送る予定になっており、現在は記録漏れの可能性が高いとされている1300万人への送付がようやく終わった段階のようです。
ですが、受け取った人のうち「訂正あり」と回答した人は2008年3月4日現在でまだ9%にとどまっています。
また、特別便で「訂正なし」と回答した人に、社会保険庁が再度問合せをしてみると、8割に記録漏れがあり改正が必要なことも明らかになってきました。
こういった事実からしても、ねんきん特別便の見方は一般の人には分かりにくいといえそうですね。
3月までに特別便が届いた人について、社会保険庁では「まず社会保険事務所や専用ダイヤルに電話をかけて問い合わせてほしい」と話しています。
特別便には漏れている記録について具体的な記載はありませんが、電話や窓口で特別便が届いたことを伝えれば漏れている記録に関しての情報を教えてもらえます。
ただし、社会保険庁への相談件数が多くなっており、待ち時間が3時間を超えることもあるそうです。
混雑状況は社会保険庁のホームページで公開されていますから、比較的すいている社会保険事務所や時間帯を選ぶのも一つの方法ですね。
ただ問合せをして記録漏れが見つかったとしても、安心だとは言えないようです。
それは、名寄せ作業が終わっても、まだ誰のものかわからない記録が2000万件以上あるそうで、さらに漏れが見つかる可能性もあるからなのです。
ですから、4月以降に届く人の中にも残り2000万件に該当しているかもしれませんので、よく確認する必要がありそうですね。
特に注意が必要なのは、結婚して姓が変わる前に働いていた人や、転職経験の多い人で、記録漏れになりやすいようから、何か変だなあと思った人はちゃんと対応をする必要が出てきそうです。
ねんきん特別便の書式改正
2008年4月以降のねんきん特別便は今までのものより分かりやすくするため、返信用文書の書式が一部改められます。
「訂正あり」→「記録漏れあり」という表記に変わり、旧姓の記入欄も設けられます。
また、サラリーマンなどの第二号被保険者の場合は、事業者を経由して特別便が届く場合もあるそうです。
特別便の確認に効果を挙げるには、まず皆さんが今までにどのような会社や組織に勤めた経験があるのか自分自身の履歴を確認しておくことでしょう。
パートやアルバイト、短期の期間労働などで働いたケースでも厚生年金に加入していた可能性がありますし、一つひとつの履歴と送られてきた記録を照らしあわすようにすれば、記録漏れを見つけやすくなりますからね。
ねんきん特別便、見方の注意点
受け取った年金特別便を見て記録漏れがないか確認することが大切になってきますが、特に見方で注意を要するポイントは、資格取得・資格喪失の年月日の欄をみて
・記録がある前後に加入歴がないかどうかの確認
・加入期間に空白がある場合は、その時期に年金を納めていないかどうかの確認
・そして、厚生年金に加入していたはずの時期に国民年金と記載されていることもあるようですから、記入間違いがないかどうかの確認
これら以外としては、国民年金の納付・免除期間と加入期間にズレがある分は未納の扱いになってしまいますから、納めた場合は問合せをするといった対応も必要になってきます。
いずれにしても、変だと思うことや、理解できないことがある場合は、納得いくまで社会保険事務所や専門家の説明を聞いてみることだと思います。
遺族年金、障害年金の注意点
遺族年金や障害年金の場合ですと、被保険者期間が25年未満の場合には、それまでの給料を基に、25年加入したと見なして支給額が決まります。
ですが、給料が安い時期の記録が見つかると支給額が減ってしまうことになります。
厚生年金の記入漏れが見つかった場合も同じことが言えます。
配偶者手当のような位置づけをされている加入年金や、サラリーマンの配偶者などが受け取る振替加算は、配偶者の厚生年金加入期間が20年未満を条件にして支給されます。
記録が追加されることによって加入期間が20年以上になってしまうと、受け取れなくなるケースも出てきます。
ですから、ねんきん特別便でこのような記録を探せた場合、年金額にプラスの影響が出るとはいえないこともあるわけですね。